ディスク犬への道のりは長いなぁ・・・byピース


by peacejrt
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薬がないと死んでしまう人について

地震から一週間たちました。
自宅待機で昨日からまるまる家にいるのですが、
計画停電の準備や福島原発のニュースが気になるし
ガソリンないので遊びにも行けないし、
ぜんぜんのんびりできません。

まず、自分の身の安全として気になるのは
このまま福島の原発がおさまらなかったらどうなってしまうのか?
ということです。自分たちへの放射性物質の脅威がどのくらいあるのか?
かなり心配です。

そしてもうひとつは被害を受けて今まだ困っている人たちのこと。
ニュースを見ていてとても気になるのは、持病を持って
常備薬が必要な人はどうしているのだろうということです。
津波のとき薬を持って逃げられなかった人、出先にいた人など
薬がないと生きていけない人があの中に何人いるのだろう。

というのは、私自身が薬がないと生きていけない人だからです。
私は一昨年下垂体という場所に腺腫という腫瘍ができて手術したのです。
それ自体は良性の腫瘍なのでたいしたことないのですが
下垂体というのは甲状腺ホルモンとか成長ホルモンとか
副腎皮質ホルモンを出すホルモンとか、体の機能を調整するいろんなホルモンが
出たりする場所なのでそういう調節ホルモンがでなくなっちゃったんですね。
いわゆる「下垂体機能低下症」という病気なわけです。
だから毎日、コートリル(副腎皮質ホルモン)やチラージン(甲状腺ホルモン)、
デスモプレシン(抗利尿ホルモン)を服用しています。
この薬を服用している限り、普段の生活はまったく不自由ありません。
あまりに不自由がないのですっかり忘れていたのです。

薬がなかったら…生きていけないのです。

コートリルという薬は副腎皮質ホルモンです。
私は下垂体のACTH分泌低下に起因する続発性副腎不全のため
毎日コートリルを服用しているのですが、これを急に断たれると
副腎クリーゼ(急性副腎不全)というショック状態になってしまうことがあります。
治療が遅れると、生命を脅かすこともある重篤な状態です。

急性副腎不全(副腎クリーゼ) - goo ヘルスケア

※副腎に原因のある慢性副腎不全がアジソン病です。

次に、デスモプレシンという薬は抗利尿ホルモンです。
抗利尿ホルモンは体内の尿量を調節しています。
そもそも私の下垂体疾患が発覚したのは、突如異常なまでの
多飲多尿になったからで、このホルモンを補充しないと
薄い尿がどんどん体から出て行ってしまい、脱水症状になってしまいます。
検査入院時に測ったら、1日6リットルも排尿されてしまうのです。
その分の水を飲み続けないとどんどん脱水状態になってしまうので
水がない避難所とかでは1週間も生きられないでしょう。

最後にチラージンですが、これは甲状腺ホルモンです。
いわゆるバセドウ病というのは甲状腺ホルモンが多すぎるケースですが
私のは橋本病、甲状腺ホルモンが少ないのです。
こちらの症状は寒さに弱い、倦怠感、などゆるやかなものなので
唯一この薬はなくてもすぐ困るということはないのですが
これがないとすごい寒がりでやる気がなくなるので、長期間ないと困ります。
特に寒い避難所では絶対に切らせたくない薬です。
ところが、この薬が震災の余波で足りなくなるかもしれないという記事がありました。
チラージン不足か(HAMUの、先端巨大症って何とかならんか!)


私はおととい病院に行ってもらってきたばかりなのでしばらくは
なんとかなるのですが、被災地の皆さんは大丈夫・・・なわけないと思うんですよ。
街中の調剤薬局行ってもめずらしい薬だから取り寄せになるんですよ。
同じ病気の皆さんが今どんな思いでいるかと思うと。
アジソン病のちび太くんを抱えたちびまめちゃんのママの心配に本当に心が痛みました。
ちびまめちゃん
重篤な糖尿病や喘息や透析患者の皆さんも、病気のお子さんを抱えたお母さんも
まだまだたくさんの薬や医療が足りない人たちが、寒い中で我慢している。
もう1週間。早く助けてあげて欲しいです。
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by peacejrt | 2011-03-18 22:19